「お客さまのために」を胸に技術者たちの英知を集結
デマンド監視装置からの警報信号を受け、空調室外機を無線で自動制御する「エレワイズ」。
東日本大震災後の電気代高騰により聞こえてきた「空調の電気代を抑えたい」というお客さまの声に向き合い、自社オリジナルのスマートな省エネシステムは生まれました。
2013年に販売を始めて以降、導入企業は全国に200社以上。
数々の賞も受賞し、多くの人々から注目される商品へと成長しました。そのなかで新たに見えてきたのは、お客さまそれぞれが抱える課題。
ご相談を受ける機会も増え、私たちができることを考え続けました。
そして2020年、世の中が大きな転換期を迎えつつある今、「エレワイズ」をさらに進化。
空調制御に特化したシステムから、お客さまの課題解決に柔軟に対応できるシステムへと発展させた「エレワイズ キャプチャーエディション」が誕生しました。
オムロンの製造受託で磨いた腕と、エレワイズ事業で培ったノウハウ。
ものづくり一筋の技術者たちが自信を持って届ける「エレワイズ キャプチャーエディション」は、どんなお困りごとも解決します。
多様なニーズにも応える
汎用性の高さは唯一無二
「今、人の手で行っているさまざまな環境値の監視・記録・保管業務。これらをすべて機械に任せることができれば、人はより創造的なことに時間と能力を費やせ、生産性を高めることができるはず」。当社の技術者たちに芽生えた思いを形にしたのが「エレワイズ キャプチャーエディション」です。
本システムは、温度、湿度、二酸化炭素濃度、アンモニア濃度など、あらゆるデータを無線でモニタリング。得た情報をパソコンやスマートフォン、タブレットに送り、自動で記録・保存することができます。また、緊急時には管理者に警告音やメールで通知。データと関連づけた機器を自動発停することもできます。人員削減や環境の最適化、品質の維持向上など多くのメリットを生み出すこのシステムを、さまざまな分野で広く活用していただきたいという思いから、コスト面でもお客さまの負担を軽減しました。
「エレワイズ キャプチャーエディション」の使い方はお客さま次第。ご要望に合わせた幅広いカスタマイズが可能です。限りなく未知の可能性を秘めたこのシステムを、お客さまとともに大きく育てていきたい。それが私たちの願いです。
商品の特徴
「エレワイズ キャプチャーエディション」は、どのような現場でも活用でき、誰にでも気軽に使っていただけるよう、設置や運用をできる限り簡便化したシステムです。
導入したその日から、使いやすさ・機能性をきっと実感していただけます。
POINT01
無線を使い、さまざまなデータを24時間365日監視・記録・保存します
これまでは有線が一般的だったデータの監視・記録・保管業務を無線で自動化。
データはパソコンやスマートフォン、タブレットの管理画面で確認でき、操作も簡単です。過去のデータは1カ月ごとに保存。データ検索や抽出もスムーズです。また、当社でも24時間遠隔監視を行い、しっかりサポートします。
POINT02
管理値を超えると、異常を管理者に素早く知らせます
あらかじめ設定しておいた管理値を超えると、子機が警告音を鳴らし、パソコンやスマートフォンにメールで通知。管理者に素早い対応を促します。データと関連づけた機器などを遠隔操作により自動発停することもできます。
POINT03
お客さまのご要望に沿ったシステム構築が可能です
施設の実情に合わせて柔軟に対応できる汎用性が高いシステムです。導入後に新しいシステムを追加したい場合、またシステムの変更や拡張にも当社の技術者たちが迅速にお応えします。
POINT04
初期導入費用が安く、ランニングコストも低価格です
「便利な機能は何かと費用がかかってしまい、なかなか手が出ない」という声を受け、設備の導入と維持にかかるコストを安価に抑えました。「エレワイズ」が未導入でも、「エレワイズ キャプチャーエディション」単体での導入が可能です。
工事が簡単な省スペース設計
「配線工事が大変そう」「機器を置く場所がない」といった不安やお悩みも「エレワイズ キャプチャーエディション」は解消しました。親機と子機は場所を取らないコンパクト設計。柱や壁に取り付けられ、無線なので配線がじゃまになることもありません。大掛かりな工事も不要。電源さえあればどこでも設置できます。導入後に機器の設置場所を移動させることもお客さま自身で行うことができて便利です。
「エレワイズ キャプチャーエディション」は親機と子機をローカル無線でつなぎ、子機に内蔵したモジュールから親機がデータを取得(付属機器使用の場合はブルートゥース経由でデータを取得)。取得したデータはクラウドを経由してパソコンやスマートフォン、タブレットに送られ、リアルタイムな数値をどこでも閲覧できます。
データ管理画面では、管理値の推移をグラフで確認したり、過去のデータ検索や設定の変更も管理者が簡単に行うことができます。さらに、他の機能を持たせた子機や付属機器を追加することで、複数のデータ管理を1つのシステムで行うことも可能です。
導入分野
導入してすぐにその効果を実感できると、お客さまからお喜びの声が届いている「エレワイズ キャプチャーエディション」。
導入先としては、各種工場、学校、オフィス、スーパー、食品関係施設、畜産施設、医療施設、介護福祉施設、金融施設、官公庁、商業ビル、ホテルなど、幅広い分野があります。お客さまの要望に合わせてシステムを構築できますので、何でもご相談ください。
製品工場の環境管理
食品工場の環境管理
スーパーの環境管理
教育・オフィスのCO2管理
畜産場のNH3管理
活用例 ❶ 教育分野
近年の研究で、二酸化炭素(CO2)濃度が人体に大きな影響を及ぼすことがわかってきました。2000ppm以上になると眠気や倦怠感、めまい、吐き気、頭痛などを引き起こすことから、今後、特に教育現場ではCO2濃度の管理が重要になってくると考えられます。「エレワイズ キャプチャーエディション」では、教室内の空気中CO2濃度を無線で管理。上限管理値を1500ppmに設定し、値を超えるとメールなどで管理者に換気のタイミングを知らせます(管理値は任意で設定が可能)。同時に換気ファンを遠隔稼働させてCO2濃度を下げることもでき、教育環境の最適化や健康管理に能力を発揮します。
活用例 ❷畜産分野
畜産業界では、家畜にとってより良い飼育環境の整備と臭気対策のため、温湿度管理に加えアンモニア(NH3)濃度の管理が求められています。「エレワイズ キャプチャーエディション」では、畜舎内のNH3濃度を養豚・養鶏での推奨値である10ppmに設定(管理値は任意で設定が可能)。微細な変化を機器がキャッチし、値を超えたときに管理者が迅速に対応することで、畜舎内の環境改善や畜産物の品質維持向上につなげることができます。
小さな機器に託す
品質の安定化と従業員の健康管理
集塵機
お客様のお困りごと
菊池市:部品工場様
過去に工場屋外に設置している集塵機が稼働中に装置内部の温度上昇によって火災発生の直前までに至った。
全部で6 台の集塵機が稼働しているが、 普段は無人 であるため、装置の 温度計を定期的に直接見に行く 必要がある。
遠隔で監視ができ、かつ赤色灯による 警報や緊急停止が自動でできれば、早期発見と火災発生の予防につながる。
ご要望
設備管理・火災リスク予防の自動化
カスタム事例集塵機管理システム
集塵機内の温度を常時監視するとともに、設定温度を超えるとランプで作業者へ異常を知らせ、温度上昇した集塵機を緊急停止します。
設置事例
温度データを親機に無線で送る子機を集塵機に取付け、 集塵機内部の温度を測定するために熱電対を集塵機内部へ固定。集塵機操作盤周辺に温度異常時を知らせるライト子機の取付けと、操作盤の停止スイッチ を作動させるための子機を取り付けた。
エレワイズキャプチャーエディションは人員削減や環境の最適化、品質の維持向上など多くのメリットを生み出すことができます。
打ち合わせから導入まで最短で3日!
設置に大掛かりな工事は必要ありません。あっという間に理想の環境が整います。
1.お問い合わせ
まずは電話かメールで気軽にお困りごとやご要望をお聞かせください。
あらためて担当者が訪問し、さらに詳しくお話をうかがいます。
2.打ち合わせ
担当者が敷地の全体像を把握します。
その上で設置を希望される場所を確認し、電波環境を検証。
ご要望に沿ってシステムを設計し、見積もりをお送りします。
3.お申し込み
正式にお申し込みいただいた後、お客さまの用途や環境に合わせて当社のスペシャリストがシステムを構築します。海外から取り寄せが必要な特殊モジュールを使用する場合は、数週間ほどお時間をいただくことがあります。
4.システム導入
エレワイズ キャプチャーエディションの親機と子機の設置は
コンセントにプラグを挿すだけ。
配線工事が必要ないため、システムの導入が短時間で完了します。本システムに連動させて機器を自動発停させたい場合は追加工事が必要です。
お問い合わせは、電話かFAX、または下記お問い合わせフォームにてお寄せください。
後日、担当者よりご連絡させていただきます。
電話番号:0966-24-1712
必須は必須入力項目となっております。