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エレワイズ誕生ストーリー

STORY

2014年、
無線式 ピーク電力制御装置
「エレワイズ」誕生。

大切にしたのは、「お客さまのために」、という視点でした。

2008年のリーマンショックのあおりをうけ、取引額が激減。
打開策となる新事業の考案を一任された常務取締役・浦川敬はその答えを導くため、徹底してお客様の課題と向き合うことから始めました。

工場閉鎖の危機、
社員を守りたい一心で

当社の代表取締役社長、浅野強は熊本県人吉市で生まれました。中学2年の時に家族で京都へ引っ越しをし、京都の工業高校を卒業して、当時「立石電機」だった「オムロン株式会社」に就職しました。6年間の京都本社での勤務を経て、1974年、地元・熊本県人吉の工場新設にあたって設立された「人吉立石電機(1973年「オムロン人吉株式会社」に社名変更)」へ異動となりました。ところが2002年にオムロンが撤退、人吉工場を閉鎖する話が浮上します。

世界的に主要経済が減速する非常に厳しい時代で、他の企業でも工場閉鎖が相次ぎ、どこも人員削減をせざるを得ないような状況でした。
工場の閉鎖で路頭に迷うことになる社員やパートの雇用を守るため、当時、工場長を務めていた浅野強は、本社とねばり強く交渉を続けました。
オムロンの子会社としては収束、しかしながらオムロンからの仕事はなくさない。別会社での経営という条件で、仕事を残してもらうことへの同意を取り付け、土地や建物も好条件で買い取り、オムロンの下請け会社「人吉アサノ電機」を設立。2002年7月、73人の社員と共に、再出発を切りました。

第二の試練、リーマンショックのあおりを受けて

「人吉アサノ電機」の創業当初は従来の業務を継続し、オムロンのパートナー企業として、家電、通信機器、遊戯機器、産業機器などに使われるマグネットリレーの製造を続けてきました。生産性を向上させ、高品質を確保することで、会社は安定して成長していきましたが、2008年、リーマンショックのあおりを受け、売上が一気に半分以下にまで落ち込みました。
国の雇用調整助成金を活用しながら、人員整理を行うことなく、持ちこたえてはいるものの、この先、今までのように受託だけの仕事だけでは、会社は存続できないという危機感がわきおこりました。
生き残っていくためには利益を出し続けなければいけない。
一体どうすれば儲けが出るのか?
自分たちの力で営業をして稼ぐことができる、新たな商品を開発しなければという想いが日に日に大きくなっていきました。

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何から始める?
お客さまの“お困りごと”に向き合うことから開始

自社商品開発を一任されたのは常務取締役の浦川敬でした。
浦川は、まず「企業は何に困っておられるのか」を確認しようと考えました。
九州一円の知り合いの会社のみならず、まったく縁のない企業にも飛び込みで営業し、各企業がそれぞれ抱えている課題について話を伺いました。

「電気代をなんとかしたい」。

多くの企業の頭を悩ませていたのは、使用電力量が多い「空調」の電気代でした。
当時は、2011年に発生した東日本大震災の影響もあり、電気代高騰による経費増が大きな課題でもあった時期。
工場をもつ当社においても電気代の節約は避けては通れない課題でした。

当時、節電による電気の基本料金の削減には、電気の使用状況を監視するデマンドコントロールシステムの導入が効果的と言われていました。
使用電力状況を監視し、あらかじめ設定したデマンド値を超えそうになると、警報通知を送信し、使用電力を抑えるのです。
多くの中小企業の工場では、導入コストが安い「デマンド監視装置」を設置し、警報が鳴るたびに従業員が手動でスイッチをオフにしていました。
しかし、アラートに対して人の手で電力負荷を調整することは人不足の中で手間がかかるうえ、ヒューマンエラーのリスクも伴うという声が聞かれました。
自動で制御を行うデマンドコントローラーは、機器自体が高額な上、有線接続のため設置費用も高く、償却は10年近くかかる。
コストが導入のネックとなっていました。
自社の工場を含め、中小企業が導入しやすい低価格の自動デマンドコントロールシステムを開発すれば、仕事になる!
多くの企業をまわり、お困りごとを伺い、この答えを導き出しました。

構想から2年8ヶ月、2014年6月に
無線式ピーク電力制御システム「エレワイズ」完成

オムロンの受託生産で培ってきた技術で電力の制御技術の開発に取り組み、完成したのが高圧受電施設向けの無線式ピーク電力制御装置「エレワイズ」です。
エレワイズは、機器の価格を抑え、低コストで設置できる無線式であることが特徴。
監視装置からの信号を受けて空調室外機の出力を自動制御するとともに、ピーク電力を抑えることで全体の最大需要電力を下げ、電気料金の削減を図るシステムです。

空調機器には色々なメーカーがありますが、それぞれ制御のインターフェイスが違います。
開発当初は、制御ユニットをそれぞれのメーカーによって組み替えようと考えていました。
しかし、それでは全て特殊仕様となり、当然コストも上がります。
そこで全メーカーに対応できる、汎用性があるインターフェイスに開発をシフトチェンジ。
開発費用を1種に絞ったことでコストを抑えることができたほか設置工数も減り、その結果、お客様の購入費用をぐんと下げることができました。
投資はほぼ3年以内に回収でき、設置も簡単、工事費用もさほどかからず、CO2削減にも寄与しています。

モノはできたが、売るノウハウがない

「エレワイズ」の開発にはいろいろな賞をいただきました。
2015年に「第18回熊本県工業大賞奨励賞」・「熊本市ものづくり大賞」、2016年には「モノづくり功労者熊本県知事大賞」を受賞しました。
しかし、いざ新規事業を進めようとしたところ、「モノはできたが、売るノウハウがない」という課題に直面しました。
そこで、熊本県の中小企業支援制度説明会や交流会などのさまざまな場面で「30年間、ものづくり一筋でやってきたので、売り方が全くわかりません」と公言しました。
正直に話をしたことで、多くの企業さんから救いの手が挙がり、「エレワイズ」の販売店になっていただきました。
そうして、当社の第二の柱となるエレワイズ事業がスタートしました。

多くの企業から注目される商品に成長

産業技術支援センターやテクノフロンティア熊本(中小機構)など熊本県の積極的なご案内もあり、県下を中心に販売が伸びていきました。
発売から約5年、今では全国的に注目される商品となり、導入企業は200社を超えるまでに達しました。
導入先として最も多いのが工場で、官公庁、金融、ホテル、ビル、ホームセンター、学校、ゴルフ、温泉センター、物流施設、遊戯関係など、お客様は多業種に亘り、最近では特に病院や介護施設などの需要が増えてきています。2016年より「エレワイズ+こねくと」として保守サービスもスタート。
お客さまとウエブサーバーで繋げて、運用や保守等、全て当社で一括して管理しています。
万が一、異常が発覚した場合は、お客さま先に訪問し、迅速に障害修復対応を行います。
またご担当者様が代わっても、運用は当社なので、引き継ぎのお手間も発生しません。
アフターケアにも万全を期しています。

made in HITOYOSHI 人吉・球磨から全国へ

長年、オムロンの製造受託を通して培ってきた技術を集成させて完成した「エレワイズ事業」。
ニーズの掘り起こしから開発、設置、サービスまで社内で一貫して行う体制が一番の強みです。

エレワイズという自社製品ができたことによって、お客さまの課題解決のご相談も急増しました。
現在、エレワイズというブランドのスペックとして、ピーク電力制御システム、温度管理システム、電力監視システムなど、多様なシステム開発に着手中。
エレワイズの付加価値を高め、新機能開発で用途展開を加速させることで、エレワイズの売上比率を、あげていきたいと考えています。
made in HITOYOSHIの第一弾、エレワイズを全国に広げて、多くの人たちに知ってもらうことで、人吉発全国区の企業をめざします。