Voice熊本高等専門学校 八代キャンパス 様
100台近くあった室外機を一括でコントロールすることができ、学内全体の契約電力を下げることができました。学生も教員も、快適な環境で過ごすことができています。
熊本高等専門学校 八代キャンパス
エネルギー管理担当 係長
渡邉 智昭 様
お客様の課題
渡邉 様
高専ということもあり、敷地内には学生たちが授業や実習などで使用する棟がいくつもあります。これまでは、それらの棟を巡回しながらこまめに空調のスイッチをON・OFFすることで節電していました。しかし、やはり手動となるとどうしても労力もかかります。加えて、コロナ禍の影響によるこまめな換気も必要でしたし、昨今は電気代も高騰しています。また、授業によって使用する棟や教室も異なるため、その都度学生たちが自由に設定温度や風量を触っていたんです。彼らにも快適な環境で学習してほしいですし、学内でどのように効率よく空調を制御し、電力消費を抑えるかが課題となっていました。
そんなときにふと思い出したのが「エレワイズ」の存在でした。以前私は熊本県内の大学施設で勤務しており、そこの1棟で「エレワイズ」を導入していました。その際にとても効果があったことを思い出し、当時の担当だった黒木さんにご連絡をしました。
エレワイズ導入の提案
人吉アサノ電機 黒木
実際に「エレワイズ」の効果を体感いただいていましたので、ご提案はとてもスムーズにいきました。
お電話をいただいたあと、すぐに高専にお邪魔し、敷地内の全ての室外機を調査。地上、ベランダ、屋上など、100台もの室外機を複数の作業員とともに調査を行いました。
全体的に調査した結果、八代キャンパス様の一部メーカーの室外機は、リモコンの設定のみで制御ができる機能があることがわかりましたが、室外機を停止させて消費電力を落とす制御方法であったため、その機能は使用されていませんでした。もし停止機能を活用された場合でも、一部の室外機のみの制御機能のため、デマンドを大きく削減する効果が見込めませんでした。
また、複数の棟に室外機メーカーが混在していることもあり、「エレワイズ」で一元管理できる利点を活かし、施設全体を一括で制御できる仕組みと、室外機を停止しないシステムを提案し、導入いただきました。
エレワイズ導入後の効果
実際の電力量でいえば20〜30%は削減できていると思います。また、エレワイズは自動で室外機を制御してくれるため、常に人が監視・巡回する必要もなくなりました。
現在、ピーク時はデマンド監視装置と連携して制御し、ピークではない時期は30分のうち15分は制御がかかるというように、時期に合わせた運用を提案いただき、お願いしています。こうして改めて数値化されると、電力量や空調の使用頻度にとてもムラや無駄があったなと実感しています。そういった、現状の可視化ができただけでも導入したかいがあったと思います。
学生たちも、以前と変わらず快適に過ごすことができています。以前は、学生たちに「冷やしすぎるなよ」「風量抑えろよ」なんて小言も言っていましたが、そんな必要もなくなりました。自由に温度を上げ下げしても、大元で自動制御してくれているので、私たちにとっても学生たちにとってもストレスなく過ごせるようになりました。 古い室外機のリプレースの際にまた新たに導入したいと考えています。
学校や役所、病院などのように、敷地内に複数の棟があったり、人の出入りが激しかったりする施設には「エレワイズ」の導入をおすすめします。このような施設では、節電のために空調の設定温度や風量などが固定されていることが多いですが、中にいる人や使用している部屋・フロアなどによっては空調を柔軟に切り替えて調整したい場合もあると思います。
そのような場合でも、「エレワイズ」はデマンド監視装置からの警報を受信し、室外機の出力を設定した値に自動で制御するため、デマンドのピークを一定に抑えることができます。
渡邉様のように、小・中・高、大学などの教育機関で施設の管理を任されている方や、空調の電力削減に課題をもつ方、省エネに取り組んでいる担当の方も、ぜひ一度ご相談ください。お客様の空調設備や使い方について状況をお聞きしながら、最適なご提案をさせていただきます。
担当黒木 龍也